1986年 和歌山生まれ
2009年 大阪芸術大学 美術学科 油画コース 卒業
田中は日常生活の中で出くわす驚きや疑問、喜び、恐怖といった様々な心の動きを捉え、その体感を軸に絵画制作を行なっています。描き出される画面は、一見変哲もない日常の場面であっても、建物や人物のパースが極端に歪められていたり、色彩の誇張が行われています。それは田中が目の前の現実を正しく描くことが目的でなく、現実から与えられる体感を正しく描くことに注力した結果だといえます。
1981年 大阪府生まれ
2004年 大阪芸術大学美術学科卒業
独自の手法〈photo brush=フォトブラッシュ〉を駆使し、光学実験のような絵画制作を続ける。
写真を表現媒体としながらカメラを使わず、写真材料である〈フィルム〉と〈印画紙〉の持つ、「光によって発色する」性質を利用し、完全な暗室のなかで、「光」を色彩として、形として、「記録」していく。
印画紙に描くことによって得られる鮮明さは絵の具では表現し難い。
岡本は写真の現像行程を「描く」ことと捉え、写真素材の新しい魅力と絵画表現の可能性を提示する。